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PHENOMENON:RGB
Feb 2019 - Mar 2019
2019.2.23 - 3.11 Lafouret Museum Harajuku
Video installation

赤・緑・青というたった3 つの色彩により人の視覚の世界が再現できる。 脳が解釈した光の波長をわたしたちは色として見ているのだから、その仕組みはやはり人の心を外在化させるためのテクノロジーといえる。 外在化された心はテクノロジーという乗り物を得て、とめどなくその生息域を広げた。 そのシンプルな原理で作り出されたディスプレイは、心が持つ創造の力が息づくメディアであり、今度はその再生装置そのものがこの社会を覆い尽くそうとしている。

きっかけとなったのはスマートフォンの発明だ。 ちいさなスクリーンの中にうごめくさまざまなアプリケーションが、わたしたちの視覚だけでなく、意識までをも虜にした。 あらゆる場所に偏在するようになったその存在は、ときに身にまとうものとなり、ときに建築物を覆う美しいファサードとなり、また、わたしたちのお茶の間から街角まで、あらゆる隙間に入り込み、いたるところで鮮やかな輝きを放っている。

ディスプレイの中で、人々の営みや出来事、あるいはどこかの誰かが想像で生み出したさまざまな事象が、嵐のようにわたしたちの日常を吹き抜けていく。その様子をわたしたちは毎日眺めて暮らしている。 国境や時代の壁を越えて止まることなく溢れ出てくるそれらは、消費されながらも独自の文化を形成し、多様な生態系を作り出した。 とめどなく生み出される創造の力が国境や時代、あらゆるカテゴリーの境界を切り崩さずにはおかない。 それは加速する、そして増殖する力であらゆるものを民主化し、良くも悪くも、わたしたちの意識を変えていこうとしている。

その光る板がもたらした文化は、創造という行為を物質という重さから解放した。 それは現代に作り出された広大な遊びの領域である。この途方もない自由さの中で何が可能なのか? その問いに答えることは、これから出現する新しい創造者にとって大きな仕事になるだろう。

本展示は「PHENOMENON: RGB」と銘打ち、RGBという仕組みが作り出すその現象に着目する。 あまりに広大で深いそのテーマを表現するため、今回はRGB の自由さを体現するような、アートやデザイン、ファッションといったカテゴリーを股にかけるクリエイターたちが集結することになった。 新世代の創造者である彼・彼女たちは、いまや第二の自然となったそのメディア環境から得た発想を作品として形にしている。 この展示は、そんな彼らが、あらためて物質の世界と想像の世界を行き来しながら、現代のリアリティを変容させつつある、その現象の持つ可能性を展示として可視化する。それはRGBという存在の、より不確かで曖昧な輪郭を描く試みとなるだろう。
− 庄野祐輔(編集者)

主催:ラフォーレ原宿 協賛:FRAMED*、八紘美術 機材協力:株式会社映像システム 企画制作:ラフォーレ原宿、CALM&PUNK GALLERY(GAS AS INTERFACE) 会場デザイン・グラフィックデザイン:YAR

https://i-d.vice.com/jp/article/kzdyz3/phenomenon-rgb-10
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